「 コラム 」カテゴリー

話を聞く

自分の子どもでも、ほかの家族を撮るときでも、気をつけていることがあります。

それは、写真を撮ろうとしている相手の話を聞くこと。

今日はいい天気だね、、みたいな話から始まって、いろいろなことを聞いてみる。
幼稚園に行っている子だったら、クラスの名前、先生のこと、昨日はなにをしたの・・?
親だったら、子どもの普段の様子、生まれたときのこと、家族のこと・・など、なんでもいいのです。

そしてそれは、まだ話なんか出来ない赤ちゃんでも一緒。

もちろん返事なんかしないけど、今日はいい天気で気持ちがいいねー、とか、お母さんに抱っこされてうれしいよね、、とか。

写真を撮る人、カメラマンとか言うと、「わらってー」とか言っていろいろ指示するイメージだけど実は全然違うのです。

だいたい「笑って」といって笑顔になれるのはプロのモデルさんくらい。

カメラで撮ろうとしているのは人の関係性だったり、気持ちだったりするけれど、でも実際は撮影する人との関係性も絶対に写ってしまう。

だから大切なことはコミュニレーション。

実際は写真を撮りながら話をする、というよりも、話を聞きながらついでに写真も撮る、くらいのほうが感覚的には合っています。

そして話は「する」ではなく「聞く」。

自分の知っていることを話すのではなく、相手の話を聞くことが大事。

ぜひ「話を聞く」やってみてくださいね。

 

話を聞く

カメラ目線

僕が写真技術の本を読んでいたときのこと。
それは家族写真の撮り方についての本だったので、基本的に「カメラ目線」の写真ばかりが掲載されていたのです。

アメリカから取り寄せた洋書だったので子どもは字は読めず、写真を見ていたのですが、長男がひとこと。

「この本の写真ってみんなこっち見ているんだね」
「そう、これカメラ目線って言うんだよ」

僕の家には何万枚のも子ども達を撮った写真があるのに、子ども達はカメラ目線すら知らない・・。

IMG_2201
僕はこれは素敵なことだな、と直感的に思いました。

「カメラ目線の写真がいい写真」って誰がいつ決めたのでしょうか。

子どもがなにかに夢中になっている。
子どもとお母さん、お父さんが、心を通わせている。
そんなシーンを切り取った写真があったとしたら、それはカメラ目線の写真じゃないはず。

_MG_9266

「こっち向いて!」が大事なこともあるけれど、カメラ目線をもらうテクニックを使いたくなることもあるけれど。

ときには、カメラ目線からちょっと離れてみる・・
そんなことも大事かもしれませんね。

 

まとめ

カメラ目線をはずしてみよう

いつもカメラ目線の写真ばかり撮っていませんか?
カメラ目線の写真を撮るのをやめると、いい写真が撮れるかもしれません。

face_thumb_thumb1_thumb_thumbというわけで今回は「カメラ目線」という話でした。
「いいな」と思ったら、そのシーンをそっと切り取ってみる。
そんなハートフルフォトを撮ってみてくださいね。
この記事を書いたのは、
ハートフルフォトフォトグラファー五十嵐豊です。

デジタル一眼レフ、スマホ、コンパクトデジカメで子どもを撮りくらべ

ときどき聞かれることのひとつが、

一眼レフってそんなにキレイですか?
ということ。
もちろん違いはありますし、一眼のほうがコンデジよりもスマホよりもキレイではありますが、「そんなに」というほどかどうかは人それぞれ。
もちろんコンデジや一眼などといってもいろいろな機種があります。

そんなわけで今回はハートフルフォトにおける一般的なシーン、つまり「なんでもない日常」において、手持ちのカメラで比較して撮ってみました。

モデルは2歳児で場所はリビング、窓からの光が入って逆光になっていて、写真を撮るシーンとしてはやや難しい状況です。

まずはじっくり見てみください。
画像のリンク先は、元画像を同じサイズ(横1000px)になるよう縮小処理だけしています。

最初は「コンパクトデジカメ」から。
DSC00038

手のひらサイズのコンパクト機、機種はソニーのDSC-TX5という機種です。
まあこんなもんかな?という感じです。多少色合いが青っぽいのが気になりますが、これだけを見ればまあ許せる感じです。

続いてはデジタル一眼レフ。
まずは比較的初心者向けと思われるエントリー機で試してみます。
「初心者向けデジタル一眼レフ+一緒についてきたレンズ」で、オートモードを使って撮影してみました。

IMG_9115

うーん、まあこんなもんでしょうか。
機種はEOSKissX4、レンズはEF-S18-55mmです。

デジタル一眼レフを買ったけれど、なんとなくうまく撮れない…
そんなことを言う方の写真を見せてもらうと、こんな写真になっていることが多い気がします。

これでダメということはありませんが、なんとなくもったいない感じがするのも事実。
せっかくのデジタル一眼なんだから、もうちょっと肌色がキレイにでたらうれしいし、子どもの肌の質感もイマイチな気もします。

そこでお次は、ちょっと「脱初心者」できた、という想定で、同じカメラと同じレンズを使い、ハートフルフォト向けの設定に変えてみます。

IMG_9116

顔が明るくなり、光に包まれた感じがでるようになりました。
上の写真よりも多少バックもボケています。
カメラは同じく機種はEOSKissX4、レンズはEF-S18-55mmです。
設定は絞り優先AEで絞り開放(F4.5)、露出補正を+2/3しています。
露出補正のおかけで、肌の質感がだいぶ良くなりました。

そして、デジタル一眼シリーズの最後に僕が普段使っているセットで撮った写真を紹介します。

IMG_8598
そんなに違いません・・と言いたいところですが、やはりずいぶんと差はある気がします。
同じモデルと思えないほど雰囲気がでて、ふんわりとしたやさしい様子になりました。

カメラの機種はEOS5MarkII、レンズはEF35mmF1.4Lです。
設定は絞り優先AEで絞りF1.8、露出補正を+2しています。

そして最後にスマートフォン。
iPhone4sで撮った写真です。

IMG_1105

ちょっとぼんやりしてしまい、暗くなってしまいました。
状況的にスマホにはつらい状況だったかもしれません。
HDRやライトをONにすれば多少はよかったかも。

というわけで、今回は何台かの違うカメラの撮り比べでした。どうでしょうか?
違いはありましたか?

こんなに違うのか?と思った方もいれば、値段を考えたらこんな程度しか違わないのか?と思った方もいることでしょう。

もちろんあなたが見ている画面の種類や大きさによっても違いはあるでしょう。

とはいえ、やはり立体感や、質感には大きな差があります。

特に一眼レフと単焦点レンズの組み合わせは、撮影者の「まなざし」が込められるのが一番違うところです。

子どもに対するやさしい気持ち、こどもを見る撮影者の視線、そんなものが写真に撮れていますよね。

もちろん、A4くらいのサイズに引き延ばすとさらにその差は広がります。

スマホの画面で見る限りはそれほど変わらないかもしれませんが、大きくした場合はやはり一眼レフの良さが際立ちます。

逆にスマートフォンやコンパクトデジカメの良さは、なんといっても携帯性のよさ。
特にスマホは電話も兼ねているわけで、いつも持ち歩いている…という重大なメリットがあります。
そのままSNSに送ってみてもらったり、家族にメールできるのも大きなメリットでしょう。

そして子ども写真、家族写真でいちばん大切なことはなんといってもシャッターチャンスを逃さないこと。
その点においては、スマホの「いつも持ち歩いている」という部分は大きなメリットです。

もちろん画質的にはデジタル一眼レフがいいのはもちろんですが、場面場面に応じて使い分けられるといいですね。

まとめ

今回のまとめは次のとおりです。

やはりカメラによって撮れる写真は違う

カメラはとても奥深く、きりがないといえばきりがない世界でもあります。
とはいえ、いましかない一瞬は今しかとれないのも事実。ぜひ子どもの成長・家族の時間を素敵な写真に残してくださいね。


face_thumb_thumb1_thumb_thumbというわけでカメラによる写真の違い、いかがでしたか。
僕も同じ場面で比較してみて、改めて各カメラの差を実感しました。記事では写真の差だけを書いていますが、操作性やオートフォーカスのスピードなどでも違いはいろいろ。
みなさんもそれぞれお持ちの機種を使いこなして、たくさんのシーンでハートフルフォトを撮ってみてくださいね。
この記事を書いたのは、
ハートフルフォトフォトグラファー五十嵐豊です。

写真を撮ることは幸せなこと

僕の住む北海道はとうとう雪が降りてきました。
子ども達は大はしゃぎ!

IMG_8204

写真を撮ることは幸せなことです。
なかでも小さい子どもを撮ること。

写真を撮ることは、どうしてこんなにも幸せなのでしょうか。
そんなことを考えています。

写真を撮ることは、子どもの気持ちになって考えること。
いま、なにに目を奪われているんだろう。

なにがそんなに楽しいんだろう。

そんなふうに子どもの気持ちを考える。

子どもの気持ちになって、そっとシャッターを押す。

IMG_8234

写真を撮ることは、その場所の空気、その場所に流れる雰囲気を切り取ること。
一瞬しかないその感覚を、削りだしていくこと。

それはまるで美術品を作り出すような、そんなプロセスに通じるのかもしれません。

そして、いま目の間にある空間を、他の場所で、他の人と共有することもできる。
なによりも写真に撮った、その子どもの未来を、子ども自身と共有することができる。

・・いま、僕らはこの世界を一緒に生きている。

写真を撮ることはとても幸せなことです。

さあカメラを持って、子ども達を連れて。

 


face_thumb_thumb1_thumb_thumbというわけで今回は「写真を撮るのは幸せなこと」というコラムでした。
僕が伝えたいことは、子どもが小さいのは今だけ。今のこの瞬間を写真に撮って、そして未来の宝物にできたら素敵だよね・・そんな気持ちを込めて書きました。子どもを育てる人すべてが、たくさんの宝物を手にできますように。
この記事を書いたのは、
ハートフルフォトフォトグラファー五十嵐豊です。