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撮影者のまなざし…単焦点のぼけ

_MG_9387一眼レフカメラで撮った、たくさんボケが入っている写真は素敵です。

それはきっと、撮影している人の視線を込めることができるから。
子どもに対する「まなざし」のようなものが写るから。

僕たちも、なにかを見つめるときは、それ以外のものは目に入っていない。

たくさんの人間がいるなか、きちんと自分の子どもだけを見ることができる。
こんなにたくさんの人がいるのに、きちんと自分の子だけをすぐに探すことができる。

子どもだって同じ。
たくさんの大人がいるのに、自分の母親だけを見つめることができる。

背景がぼけている写真には、そんな日常の私たちの生きている世界を投影しているのかもしれません。

だから、僕たちはそんな写真にココロをひかれてしまう。

ぜひそんなボケが素敵な写真を撮ってみてください。

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具体的には?

ボケの量は、レンズの明るさで決まります。
明るさとは、レンズに書かれたFの値。
F1.4とかF4とか書かれた値が小さいレンズほどボケの量が多いのです。

そこに書かれた値は「開放値」といって、
「そのレンズで設定できるいちばん小さい値」のこと。
だからF4というレンズは、F4やF8には設定できるけれど、F2にはなりません。

この開放値はレンズごとにもともと決まった値です。
Fの値が小さいレンズ(2以下がオススメ)を使いましょう。

そして設定は絞り優先モード。
Fの値を小さく設定して、撮影すれば「ボケ」のきれいな写真が撮れます。

まとめ ボケが素敵な写真を撮ろう

ハートフルフォトレッスン、今回のポイント
・ボケのきれいな写真は素敵です
・F値の小さい単焦点レンズを使おう
・撮影は絞り優先で絞りの値(F値)を小さく

 


face_thumb_thumbいかがでしたか。やはり素敵な写真が撮れて、それを残せたら素敵ですよね。気持ちがこもった写真、子ども達にもその気持ちを伝えていけたら素敵です。
この記事を書いたのは、
ハートフルフォトフォトグラファー五十嵐豊です。

年賀状に!ハートフルな家族写真の完璧な撮り方

はじめに

家族みんなの写真、最近撮っていますか?
僕は家族の写真が大好きです。

家族写真・・家族みんなで撮る集合写真のことをそう言うと思うのですが、その写真には撮った場所、表情、服装などに家族の歴史が刻まれていく。

なんてことのない写真であっても、家族の気持ち、家族の相互の関係性、そのときの空気のようなものが残る・・それが家族写真です。

なかでも子ども達がまだ「子ども」である間は、積極的に家族写真を撮りたいもの。
そこで僕は自分を含めた家族を題材に、どうしたら「いい家族写真を自分で撮ることができるか」を研究しています。

家族写真を自分を含めて撮るのは結構難しくて、だからこそちゃんと撮れると嬉しいもの。
今回はそんなハートフルな家族写真、特に年賀状や壁に飾るなどの「他人にも見てもらえる」ための家族写真の撮影方法を紹介します。

目標とする写真

絞り優先 F2.0 ISO400 換算85mm 露出補正 +2/3

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これは僕がある年に撮った、年賀状向けに撮った家族写真のうちの一枚です。

僕の住む北海道十勝の風景(撮影地は僕の家のすぐ近くです)に逆光のなか、みんなが楽しそうにしている様子がとても気に入っている一枚。
「いえーい!」なんて言っている様子が目に浮かんでくるようです。

子ども達も小さく、まだまだ1年ごとに様子が変わるため、まさに年賀状の家族写真にはぴったり!
もちろん、大きく引き延ばしして壁に飾ったりするのも素敵です。

今回はこんな感じの写真を目指して、具体的な撮影の方法をご紹介していきます!

どこで撮るか

まずは撮影場所。
家の中や公園などがすぐに思いつきますが、撮影場所はなんといっても屋外がオススメ。

家の中ではどうしても背後がごちゃごちゃしがち。
「家の中」という状況がリアルなので、空気を感じるような屋外がいいでしょう。
天気のいい日に外に行こう!

また画面に奥行きがあると、家族写真が引き立ちます。

奥行き感といいますが、立木が続いている場所、道が奥に続いている場所、広い場所などを選びましょう。

そしてなるべく背景となるものとの距離があるほうが、対象物が引き立ちます。

もちろん色合いも重要。濃い色だと落ち着いたイメージ、明るい色だとみずみずしいイメージになります。

同じ場所でもカメラの向きでずいぶん背景イメージに変化がでますので、よくファインダー(あるいは液晶)を見て「感じの
いい」背景を選びましょう。

やはり公園など広い場所がおすすめ!

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カメラ

基本的には手持ちの機材で良いのですが、やはりオススメは一眼レフやミラーレス。

やはり背景がキレイにボケるカメラ&レンズを使ったほうが、家族の存在が浮き出た写真が撮れて素敵です。

ときどき「どうしたら私のコンデジ(コンパクトデジカメ)で背景がきれいにぼけた写真が撮れるの?」と聞かれるのですが、その答えは「どうやっても撮れません」です。

画像処理でボケさせる、などの方法もなくはないのですが、ここでは正当に一眼レフやミラーレスを使います。

レンズはやや望遠のほうが背景がすっきりします。
この理屈はまた別記事でご紹介しますね。

具体的な焦点距離では、35ミリ換算で、80ミリくらいから200ミリくらいがおすすめ。
何のこと?と思った方、要するに「望遠ぎみ」ということです。

そしてレンズにはズームレンズと単焦点レンズという2種類があるのですが、単焦点のほうがキレイに撮れます。
たとえばキヤノンの一眼レフをお持ちだったら、85ミリF1.8などは手頃な価格でおすすめです。

Wズーム…みたいなセットをお持ちだったら、望遠のほうのズームを使いましょう。

設定

基本的に設定は「絞り優先」を使います。
下の写真のカメラ(キヤノンEOSkiss)の場合はAVと書かれたモードです。
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これは背景をぐぐっとぼかすため。
AVモードは意図的にボケ具合を調整できるのです。

またFの値は小さいほど「ぼけ具合」が大きくなりますが、ぼけすぎても家族写真の場合はピントがシビアになります。
そこでF2.8からF4あたりを使って何枚か試した上で決定します。

また露出補正については、光が多いほうがハートフルなイメージになりやすいので、露出補正ができる場合は+1/3から+1くらいがおすすめです。

ピントはオートフォーカスで大丈夫です。
どうしてもピントがずれてしまう場合は、いちどオートフォーカスでピントを合わせたあと、マニュアルに切り替えてズレないようします。

画像の保存形式は後から修正しやすいRAWがオススメです。

背景がぼけているほうが主題が引き立ちます。
絞り優先 F1.4 ISO100 換算35mm 露出補正 +2/3
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ストロボ

clip_5ストロボがある場合は積極的に使いましょう。
外付けのストロボがあれば「日中シンクロ」という機能をONにします。(カメラ本体についている内蔵ストロボは原則的にはこのケースでは使えません)

なければなしでもかまいません。
ただし場合によってはどうしても人物が暗くなりがち。
人の部分が影にならないよう、少しでも人が明るく場面(地面の反射が期待できるような明るい地面の場所など)を選びましょう。

また大きな白い板状のものを置く、後から現像処理でなんとかする、という手もあります。

インターバルタイマーで3秒間隔

自分を含めた家族写真を撮る場合、撮影者である自分をどう入れるかがいちばんの問題。

セルフタイマー、パソコンを接続してみる、、などいろいろと試してみましたが、自分たちを自分たちで撮る場合は、インターバルタイマーがおすすめです。

インターバルタイマーとは、設定した間隔で自動的にシャッターを切る機能のこと。

キヤノンの場合、インターバルタイマーが使えるリモコンが売っています。
純正品はそこそこ高価ですが、ネットには互換品も多数売っています。

僕が使っているのは、コレです。
YONGNUO インターバルタイマー付 リモートコントローラー キャノンTC-80 C3 互換品 という得体の知れない商品でしたが、ちゃんと使えました(笑)
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シャッター間隔は10秒くらいがいいのか?
それとも6秒くらい?それとも2秒?
そこで家族に協力してもらって、たくさんの設定で試してみました。

その結果、家族撮影をする上でいちばんいい結果はずばり「3秒」です。
2秒だと早すぎてついていけず、4秒だとリズム感に欠けます。

・・いち、に、シャッター!
このリズム感がとてもいい感じ。

「3秒」が最もリズミカルに、それでいてスピーディな撮影ができました。
3秒感覚ですから1分続ければ20枚の写真が撮れる・・
いっぱい写真を撮って、そのなかからいいのを選ぶ。
つまり「数打ちゃ当たる戦法」とでもいいましょうか。

用意できない場合はもちろんセルフタイマーでも大丈夫です。

撮影方法

1.家族に立ってもらい撮影位置と構図を決める

まず最初に家族に立ってもらい、撮影位置を決定します。その際、それぞれの顔がカメラからなるべく等距離になるようにしたほうが安全。

ピントはカメラからの距離で決まりますから、誰か特定の人だけがピント範囲からずれることのないよう注意します。
立つ位置に横線を引いて目安にしてもいいかもしれませんね。

全身を入れるか、顔だけにするかは悩ましいところですが、今回は年賀状に使うケースを想定していますので全身を入れた写真にしました。

上の余白の部分に「あけましておめでとう」などの文字を入れるとちょうどいいかも

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2.顔をなるべく近づける

ハートフルなイメージは、顔と顔との距離も重要なポイント。
なるべく間隔を開けずに立ち、意識して家族と家族の顔を近づけるといいでしょう。
せっかくなので、奥さんあるいは旦那さんともぴったりくっついて。
小さな子の場合は抱っこしてあげると、顔の位置が近づくのでおすすめです。

 

3.撮影開始

カメラが設置できたら、いよいよ撮影開始です。
インターバルタイマーをスタートすると、3秒間隔でシャッターが切れ始めます。

もちろん最初の数枚は写る場所まで走っても間に合いませんので「捨てショット」になりますが、これは気にしなくてOKです。

「さあ撮るよ~」と声をかけて、みんなでカメラのほうを見ましょう。
声をかけながら、どんどん写真を撮っていきます。

はいっ!カシャッ!
はいっ!カシャッ!
よっ!カシャッ!
今日はいい天気だね~!カシャッ!
カメラに向かっていえーい!カシャッ!

可能であれば歌など歌っても楽しいかもしれません。
子ども達の好きな歌をみんなで大きな声で歌う・・そんなのもいい表情がでる方法です。

撮影中にいちばん大切なことは、楽しい雰囲気、楽しい気持ちで撮影をすること。

無理に笑顔を作る必要はなく、なんか面白いよね♪という雰囲気があればばっちりです。
黙る必要はありませんし、話しているすると口元が緩んでいい感じになったりもします。

撮影枚数は気持ち多めに。30枚(1分半)程度を目安にするといいでしょう。

こんなふうにたくさんの写真が撮れます。
ここからいいショットをチョイス!

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4.後処理

今回はキヤノンの一眼レフカメラを使ったので、Digital Photo Professional(略してDPP。キヤノンのカメラについている無料のすぐれものデジタル現像ソフト)を使ってみます。
http://cweb.canon.jp/camera/dpp/
コンパクトデジカメなどの場合はここは飛ばします。

「撮ったまま」の状態はこんな感じです。
IMG_8353_moto
悪くない気もしますが、やはり顔色もいまいちだし、背景のカラマツの紅葉もちょっとイメージとは違う感じ。
もうちょっと光に包まれた感じになるといいかも。

これを調整していきましょう!
上からひとつずつ詳しく解説していきます。

明るさ調整

画面を見ながら明るさを調整していきます。
ハートフルフォトでは、やや「明るめ」にするのが鉄則です。
顔色や全体のバランスを見ながら調整します。
ただし調整量が多くなると、画像が荒れるのでプラスマイナス1程度にとどめておくのが無難。

ホワイトバランス

ホワイトバランスというのは、「色合い」のこと。
屋外で撮影する場合は「太陽光」や「くもり」などでいいのですが、表現したい雰囲気に合わせて調整していい感じに仕上げていきます。
今回は夕刻のイメージを強調できるように、色温度7200Kに設定しました。

ピクチャースタイル

ピクチャースタイルは、特定の色を強調したり、色合い全体を「スタイル」として定義したもの。

いくつか事前にパターンが決まっていますので、仕上がりを画面で確認しながら選択します。

今回のような家族写真の場合、好みによりますが、「風景」が色合いが強めにでるのでおすすめです。

また画面の明るい部分をより明るくするために
「ハイライト」を5に、色をやや濃いめにして秋っぽさを出すために「色の濃さ」を1に設定しました。

調整完了

そして完成したのが以下の写真です。
上の「撮ったまま」に比べると、格段に明るく元気なイメージになったと思うのですが、いかがでしょうか?

IMG_8353_ok

デジタルはいくら撮ってもいいので、ぜひたくさん撮っていろいろなイメージを試してみてください。

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まとめ

今回のまとめは次のとおりです。

奥行きのある場所を選ぶ

写真は「どこで撮るか」という場所もとても重要。
いい場所を探して歩いてみましょう。

カメラは三脚に固定

デジタル一眼レフなどを使い、三脚に固定しましょう。

絞り優先モード

カメラは絞り優先、F値は小さめの値を設定します。
露出はやや+にする。(+1/3から+1くらい)

インターバルタイマーで3秒間隔で

家族写真はインターバルタイマーで3秒間隔で撮るのがオススメです。

撮影中は楽しく

なんといっても一番大切なことは楽しく撮影すること。
その楽しさが写真に残る・・
家族写真とはそういうものです。

以上、ハートフルフォトな家族写真を撮るテクニックでした。
意外とあるようでないのが家族写真。
たくさん撮って大切にしてくださいね!

 


face_thumb_thumb1年賀状にぴったりの家族写真撮影方法のポイント、いかがでしたか。
たくさん撮ってどれだけ失敗してもやり直しができるのがデジタルのいいところ。
この記事に書かれている内容に固執せず、いろいろなシーンで楽しい家族写真を撮って、楽しい家族の思い出の1ページにしてみてくださいね。
この記事を書いたのは、
ハートフルフォトフォトグラファー五十嵐豊です。